抹茶スイーツが世界的な人気を集める今、
霧笛楼が取り組んだのは、
“和魂洋才”を体現する、新しい抹茶の洋菓子。
しっとり濃厚、それでいて重すぎない
「横濱煉瓦」シリーズらしい深みと
抹茶の個性が共鳴する味わいの誕生には、
数々の挑戦がありました。
開発担当者の言葉とともに、
誕生までの舞台裏をご紹介します。
注目を集める抹茶スイーツ、その中で霧笛楼が目指したもの
国内外で抹茶人気が高まる中、霧笛楼が商品化に向けた構想を持ち始めたのは数年前。
「当社でも以前から、“和素材を活かした洋菓子”というテーマの中で、
抹茶スイーツの可能性を感じていました。
けれど、“濃厚な煉瓦スタイル”でそれを表現するとなると、簡単には進まなかったんです」
独自の世界観を持つ「横濱煉瓦」シリーズに、和の素材をどう調和させるか。
求めたのは、単に和素材を使った洋菓子というだけでなく、霧笛楼が掲げる“和魂洋才”の体現。
“和”の心と“洋”の技法─まさに霧笛楼の世界観を表したような新たな商品、開発プロジェクトが動き始めました。

「横濱煉瓦」らしさを宿す、という開発の壁
抹茶はとても繊細で、熱や光に弱く、色も香りも飛びやすい。
抹茶の味わいと濃厚な生地の調和は容易でなく、理想の仕上がりになるまで、何度も設計を見直しました。
「味は悪くないけれど、“煉瓦らしさ”が足りない、と感じるものばかりで」
目指すのは、しっとり濃厚で、ねっとりとした口どけを持つ、“抹茶の深み”も感じられる一品。
完成形が見えそうで見えない日々が続きました。


素材の“性質”に着目した、発想の転換
原材料の選定を見直す中で、素材を“味”としてだけでなく、“性質”として捉える視点が、開発の行き詰まりを打開する鍵となりました。
「抹茶と生地のなじませ方、素材の配合比や水分調整、焼成方法に至るまで。
どの素材がどのような役割を果たしているのか。より一歩踏み込んで素材の『機能』にも着目したことで、越えられなかった食感の壁がクリアになり、ようやく商品化への道筋が見えてきたんです」

使用した抹茶の約60%には、宇治の“飲用にも適した高グレード”のものを選定。抹茶らしい香りと旨み、色の深みが絶妙に調和する仕上がりとなりました。

パッケージに込めた“和魂洋才”
深い抹茶色を基調に、シリーズ共通の意匠を踏襲した落ち着きのある装い。
クラシカルなデザインで、“和魂洋才”をさりげなく表現しました。
商品ロゴにはゴールドのアクセントを添え、シンプルながら特別感のあるパッケージに仕上げています。


抹茶好きも、横濱煉瓦ファンにも届けたい─霧笛楼の新定番

甘さ控えめで、しっとり濃厚。けれど重すぎない。
そんな抹茶スイーツは、大切な方への贈り物や、自分へのちょっとしたご褒美にもぴったりです。
“横濱煉瓦ファン”の方も、初めて目にする抹茶好きな方にも。
霧笛楼の新定番、しっとりした余韻の『横濱煉瓦 抹茶』を、どうぞお楽しみください。

『横濱煉瓦 抹茶』
単品・4個入り・その他
発売日:2025年6月9日(月)より販売開始
(インタビュー協力:開発担当 里見)